ケイバーバリデータ
caver.validatorパッケージは、kaiaでアプリケーションを実装する際に使用するバリデーション関数を提供する。
NOTE caver.validatorはcaver-js v1.6.3からサポートされています。
バリデート署名メッセージ
caver.validator.validateSignedMessage(message, signatures, address [, isHashed])
署名から復元された公開鍵とkaiaアカウントのアカウント鍵を比較することで、署名されたメッセージを検証する。
パラメーター
| 名称 | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| メッセージ | ストリング | 生のメッセージ文字列。 このメッセージがkaia固有のプレフィックスでハッシュされている場合、3番目のパラメー ターにはtrueを渡すべきである。 |
| 署名 | object \ | { v, r, s } 形式のオブジェクト、SignatureData のインスタンス、または SignatureData の配列。 '[ v, r, s ]'または'˶[˶[ v, r, s ]]配列'をパラメー タとして渡すこともでき、この場合は内部的にSignatureData型に変換されます。 |
| 住所 | ストリング | メッセージに署名したアカウントのアドレス。 |
| isHashed | ブーリアン | (オプション、デフォルト: false) パラメータとして渡されたメッセージを、接頭辞 "\x19Kaia Signed Message：\n" + message.length + message. |
リターン・バリュー
Promiseは boolean を返す：このプロミスは、メッセージの署名が有効か無効かのブール値で解決される。
例
const address = '0xa84a1ce657e9d5b383cece6f4ba365e23fa234dd'const message = 'Some Message'const signature = [ '0x1b', '0x8213e560e7bbe1f2e28fd69cbbb41c9108b84c98cd7c2c88d3c8e3549fd6ab10', '0x3ca40c9e20c1525348d734a6724db152b9244bff6e0ff0c2b811d61d8f874f00',]> caver.validator.validateSignedMessage(message, signature, address).then(console.log)const address = '0xa84a1ce657e9d5b383cece6f4ba365e23fa234dd'const hashedMessage = '0xa4b1069c1000981f4fdca0d62302dfff77c2d0bc17f283d961e2dc5961105b18'const signature = [ '0x1b', '0x8213e560e7bbe1f2e28fd69cbbb41c9108b84c98cd7c2c88d3c8e3549fd6ab10', '0x3ca40c9e20c1525348d734a6724db152b9244bff6e0ff0c2b811d61d8f874f00',]> caver.validator.validateSignedMessage(hashedMessage, signature, address, true).then(console.log)
バリデート・トランザクション
caver.validator.validateTransaction(tx)
トランザクションを検証する。 この関数は、kaiaアカウ ントのアカウントキーから取得した公開鍵と、signaturesから取得した公開鍵とを比較する。 トランザクションが feePayerSignatures 変数を内部に持つフィーデリゲートされたものである場合、この関数は feePayerSignatures から回収した公開鍵とフィー支払者の公開鍵を比較する。
パラメーター
| 名称 | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| TX | オブジェクト | 検証するTransactionのインスタンス。 |
リターン・バリュー
プロミスは boolean を返す：このプロミスは、トランザクションが有効か無効かのブール値で解決される。
例
// Basic transaction will be validated with `signatures`.const tx = caver.transaction.valueTransfer.create({...})> caver.validator.validateTransaction(tx).then(console.log)// Fee-delegation transaction will be validated with `signatures` and `feePayerSignatures`.const tx = caver.transaction.feeDelegatedValueTransfer.create({...})> caver.validator.validateTransaction(tx).then(console.log)
バリデート送信者
caver.validator.validateSender(tx)
トランザクションの送信者を検証する。 この関数は、kaiaアカウントのアカウントキーの公開鍵と、signaturesから復元した公開鍵を比較する。
パラメーター
| 名称 | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| TX | オブジェクト | 検証するTransactionのインスタンス。 |
リターン・バリュー
プロミスは boolean を返す：プロミスは、トランザクションが有効か無効かを示すブール値で解決される。
例
const tx = caver.transaction.valueTransfer.create({...})> caver.validator.validateSender(tx).then(console.log)
バリデート料金支払者
caver.validator.validateFeePayer(tx)。
トランザクション内の料金支払者を検証する。 この関数は、feePayerSignaturesから回収した公開鍵と、料金支払者のアカウント鍵の公開鍵を比較する。
パラメーター
| 名称 | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| TX | オブジェクト | 検証するTransactionのインスタンス。 |
リターン・バリュー
プロミスは boolean を返す：プロミスは、トランザクションが有効か無効かを示すブール値で解決される。
例
const tx = caver.transaction.feeDelegatedValueTransfer.create({...})> caver.validator.validateFeePayer(tx).then(console.log)